
基礎代謝とは、体温を保つ、呼吸をする、心臓を動かすなど、さまざまな生命活動のために常に使っているエネルギーをいいます。つまり、人が生きていくのに最低限必要な機能を維持するためのエネルギーのことです。人が生活するうえでエネルギーを消費するのは、前述の「基礎代謝」、運動で消費する「運動誘発性体熱産生」、食事でも使われる「食事誘発性体熱産生」の3つがあります。これら全体をあわせた1日の総消費エネルギーの60~70%を基礎代謝が消費します。ですから基礎代謝量がダイエットにおいて重要な部分をしめるのです。
基礎代謝には筋肉量が関係します。同じ身長・体重でも、脂肪が少なく筋肉量が多い人のほうが基礎代謝量が高く(=消費エネルギー量が多く)なります。筋肉量は、成長ホルモンの低下やたんぱく質合成の低下によって30代をピークに徐々に落ち、それに伴い基礎代謝も減り続けていきますが、トレーニングすることで筋肉量を増やし、基礎代謝を高めることができます。
筋力トレーニングを適度な負荷(8~10回程度繰り返せる重さ)で行うことは、基礎代謝を高めるには、とても効果的です。
また、たまった体脂肪を燃焼させるには、有酸素運動が効果的です。
長時間継続して行える運動を「有酸素運動」といい、体脂肪の燃焼・心肺機能(全身持久力)の向上・血液循環の改善など、さまざまな効果が期待できます。有酸素運動の運動強度は心拍数を指標とするのがもっとも正確ですが、運動時のご自身の感覚(自覚的運動強度)からも大体の運動強度を求めることができます。(下表参照)
ウォーキング・ジョギング・水泳などが有酸素運動の代表的なものとしてあげられます。ウォーキングマシンやバイクなどの「カーディオマシン」、また、スタジオやプールでの「グループエクササイズ」で楽しみながら有酸素運動を行いましょう。
たとえ10分でもいいのでカラダを動かす習慣を。
慣れてきたら徐々に時間を伸ばすか、運動の回数を増やしていけば、より効果的が高まります。
筋力トレーニングで筋力を維持・向上させ、筋量を増やしましょう。太りにくいカラダづくりのためにも、筋力トレーニングは欠かせません。筋力トレーニングにはさまざまは種目がありますが、まずは使い方の簡単な「ウェイトマシン」で大きな筋肉を鍛えることからはじめましょう。
「RM」とは最大反復回数のことで、「1RM」とは1回しか反復できない重さ、すなわち最大負荷重量(MAX)のことを指します。
1RMを実際に測定するのはケガの恐れもあり非常に危険なので、ある程度の重さでの最大反復回数から推定します。たとえば40kgの重さで8回反復できた(9回目はできなかった)としたら、その重さは、1RMの80%に相当するため、その人の1RMは「40÷0.8=50」で50Kgと推定できます。
呼吸には活動時の「胸式呼吸」と、睡眠時やリラックスしている時の「腹式呼吸」があり、「腹式呼吸」を意識して行うことで身体をリラックスした状態にもっていけます。ストレッチの際には、この呼吸法を心がけてください。